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株の逆指値注文とは?仕組み・やり方・指値との違いをわかりやすく簡単に解説

投資

「逆指値注文ってよく聞くけど、正直よくわからない…」
「指値や成り行きと何が違うの?」
「損切りに使えるって聞いたけど本当?」

株式投資を始めると必ず出てくるのが逆指値注文という言葉です。ですが、仕組みが少しややこしく感じてしまい、なんとなく使わずにいる人も多いのではないでしょうか。

実は、逆指値注文は“利益を伸ばすため”というよりも、損失を抑えるための重要な注文方法です。特に初心者の方ほど、感情に左右されずに取引をするために活用すべき仕組みといえます。

この記事では、「株の逆指値注文とは何か?」という基本から、仕組み・メリットやデメリット・指値との違い・具体的なやり方まで、投資に関心のある方に向けてわかりやすく簡単に解説していきます。

専門用語はできるだけかみ砕いて説明しますので、これから投資を始める方でも安心して読み進めてください。

この記事でわかること:

  • 逆指値注文とは何か?仕組みと意味をわかりやすく理解できる
  • 逆指値のメリット・デメリットやリスクが整理できる
  • 指値・成り行きとの違いや、買い・売りの具体的なやり方がわかる

逆指値注文とは何か?簡単に言うとどういう注文?

逆指値注文とは何か?簡単に言うとどういう注文?

逆指値注文とは、あらかじめ設定した価格に到達したら自動で注文を出す仕組みのことです。
通常の指値注文とは逆で、「価格が不利な方向に動いたとき」に発動するのが大きな特徴です。

逆指値を簡単に言うと…

  • 「〇〇円まで下がったら売る」
  • 「〇〇円まで上がったら買う」
  • 条件に達した瞬間、自動で成り行き注文が出る

つまり、自分で常に株価を見ていなくても、設定したラインで機械的に売買してくれる便利な注文方法です。

具体例で理解しよう

具体例で理解しよう

たとえば、1,000円で買った株があるとします。

  • 950円になったら売る(損切り目的)
  • 1,100円になったら買う(上昇トレンド狙い)

このように、「その価格になったら行動する」という予約注文が逆指値です。

感情に流されずに取引できるため、特に損切りの場面で重要な役割を果たします。

逆指値の仕組み|どういう流れで約定する?

逆指値の仕組み|どういう流れで約定する?

逆指値注文は、「指定価格に到達した瞬間に注文が発動する」仕組みです。
ポイントは、いきなり約定するわけではないという点です。

逆指値の基本的な流れ

  1. トリガー価格(発動価格)を設定する
  2. 株価がその価格に到達する
  3. 成り行き注文(または指値注文)が自動で出される
  4. 市場で約定する

つまり、「発動」と「約定」は別のステップになっています。

トリガー価格とは?

トリガー価格とは、
「この価格になったら注文を出す」というスイッチのことです。

たとえば、

  • 1,000円で購入
  • 950円をトリガーに設定

→ 株価が950円に到達すると、自動で売り注文が発動します。

なぜ想定価格とズレることがある?

逆指値は多くの場合「成り行き」で発注されます。
そのため、

  • 急落・急騰時
  • 出来高が少ない銘柄

では、設定価格より不利な価格で約定することがあります。

この仕組みを理解しておくことが、リスク管理の第一歩です。

逆指値のメリット

逆指値のメリット

逆指値注文の最大の強みは、リスク管理を自動化できることです。特に投資初心者にとっては、大きな武器になります。

① 自動で損切りができる

  • あらかじめ「ここまで下がったら売る」と決められる
  • 大損になる前に機械的に撤退できる
  • 塩漬けを防げる

損切りが苦手な人ほど、逆指値は必須の注文方法です。

② 感情に左右されない

  • 「戻るかもしれない」という期待を排除
  • 冷静なルール通りの取引が可能
  • 投資判断がブレにくい

投資で失敗する原因の多くは“感情”です。逆指値はそれを防ぎます。

③ 相場を見続けなくてよい

  • 仕事中でも自動で対応
  • 急落にも備えられる
  • ストレスが減る

常にチャートを監視する必要がないため、精神的な負担も軽くなります。

逆指値は、資金を守るための「保険」のような存在といえるでしょう。

逆指値のデメリット・リスク

逆指値のデメリット・リスク

逆指値注文は便利ですが、仕組みを理解せずに使うと想定外の結果になることもあります。ここでは注意すべきリスクを整理します。

① 想定より不利な価格で約定する

  • 多くは成り行き注文として発動する
  • 急落時は価格が“滑る”(スリッページ)
  • 設定価格=約定価格ではない

特に値動きが激しい銘柄では注意が必要です。

② 一時的な値動きで発動する

  • 瞬間的な下ヒゲ・上ヒゲでも到達すれば発動
  • その後すぐ反発するケースもある
  • 「刈られた」と感じることも

短期的なノイズに巻き込まれる可能性があります。

③ ギャップダウン(窓開け下落)のリスク

  • 悪材料で大きく安く寄り付く
  • トリガー価格を大きく飛び越える
  • 想定以上の損失になる場合も

逆指値は万能ではありません。
リスクを理解し、余裕を持った価格設定をすることが大切です。

逆指値注文のやり方・使い方【買い・売り別に解説】

逆指値注文のやり方・使い方【買い・売り別に解説】

逆指値は「売り」と「買い」で使い方が異なります。ここでは基本的なやり方を整理しましょう。

逆指値の売り注文(損切り)のやり方

逆指値の売り注文は、損失を限定するための基本テクニックです。やり方自体はシンプルですが、設定ルールが重要になります。

基本的な手順

  1. 保有中の株を選択
  2. 注文方法で「逆指値」を選ぶ
  3. トリガー価格を入力
  4. 成り行き(または指値)を指定して発注

具体例で解説

  • 1,000円で株を購入
  • 最大5%までの損失に抑えたい
  • → 950円をトリガーに設定

株価が950円に到達すると、自動で売り注文が発動します。

損切りラインの決め方

  • %で決める(例:−3%〜−7%)
  • 直近安値の少し下に置く
  • 購入前に必ず決めておく

大切なのは「含み損になってから考えない」こと。
購入と同時に逆指値を入れる習慣をつけると、資金を守りやすくなります。

逆指値の買い注文のやり方

逆指値の買い注文は、株価が一定ラインを上抜けたタイミングでエントリーする方法です。主に「上昇トレンドの初動」を狙う場面で使われます。

基本的な手順

  1. 銘柄を選ぶ
  2. 注文方法で「逆指値」を選択
  3. 上抜けを確認したい価格をトリガーに設定
  4. 成り行き(または指値)で発注

具体例で解説

  • 直近高値が1,100円
  • 1,100円を超えたら上昇加速を期待
  • → 1,105円をトリガーに設定

株価がその価格に到達すると、自動で買い注文が出ます。

設定のポイント

  • レンジ相場の上限ラインに置く
  • 出来高が増えている銘柄を選ぶ
  • ダマシ対策として少し上に設定する

「安く買う」のではなく、「強さを確認して買う」のが逆指値買いの考え方です。

逆指値の効果的な使い方

逆指値は「入れておけば安心」というものではありません。目的に応じて使い分けることで、効果を最大化できます。

① 中長期投資での使い方

  • 大きな下落から資金を守るために設定
  • 直近安値や移動平均線の下に置く
  • 定期的にトリガー価格を見直す

放置投資でもリスク管理ができます。

② デイトレ・短期売買での活用

  • エントリーと同時に損切りを設定
  • 損失幅を固定する
  • 1回の損失を小さく抑える

短期売買では「即設定」が鉄則です。

③ トレーリング的な活用

  • 株価上昇に合わせて逆指値を引き上げる
  • 利益を守りながら伸ばす

含み益を守る戦略としても有効です。

逆指値は「守り」だけでなく、「利益確保」にも活用できる便利な注文方法です。

指値と逆指値の違いをわかりやすく解説

指値と逆指値の違いをわかりやすく解説

株の注文方法でよく混同されるのが「指値」と「逆指値」です。違いはシンプルで、価格がどちらの方向に動いたときに注文を出すかにあります。

指値注文とは?

指値注文とは、自分が希望する価格を指定して出す注文方法です。価格がその水準に到達したときのみ約定します。

指値の基本ルール

  • 買い:指定価格「以下」で約定
  • 売り:指定価格「以上」で約定
  • 希望価格に届かなければ成立しない

具体例

  • 1,000円の株を「980円で買いたい」→ 980円で買い指値
  • 1,000円の株を「1,050円で売りたい」→ 1,050円で売り指値

有利な価格で売買したいときに使うのが指値注文の特徴です。ただし、価格に届かなければ取引は成立しません。

逆指値との決定的な違い

指値と逆指値の最大の違いは、注文を出すタイミングの方向性です。

発動条件の違い

  • 指値:有利な価格になったら約定
  • 逆指値:不利な価格(または上抜け)で発動

目的の違い

  • 指値=安く買う・高く売るための注文
  • 逆指値=損失を抑える・トレンドに乗るための注文

シンプルにまとめると

  • 指値は「待ちの注文」
  • 逆指値は「条件付きの自動注文」

使う目的が違うため、状況に応じた使い分けが重要です。

指値・成り行き・逆指値の違い比較表

3つの注文方法の違いを、ひと目で整理してみましょう。

注文方法価格指定発動タイミング主な目的注意点
指値注文あり指定価格に到達したら約定安く買う・高く売る価格に届かなければ約定しない
成り行き注文なしすぐに発注・即約定すぐ売買したい想定外の価格で約定する可能性
逆指値注文あり(発動価格)指定価格に到達すると注文が発動損切り・ブレイク狙い成り行き発動が多く価格が滑ることがある

目的別に使い分けることで、投資の精度は大きく向上します。

逆指値注文はどんな人におすすめ?

逆指値注文はどんな人におすすめ?

逆指値注文は、すべての投資家に役立つ注文方法ですが、特に“あるタイプの人”には必須レベルでおすすめです。

① 損切りが苦手な人

  • 含み損を抱えると売れない
  • 「そのうち戻る」と期待してしまう
  • 結果的に大損しやすい

逆指値を入れておけば、感情に関係なく機械的に損切りできます。

② 仕事で相場を見られない人

  • 日中はチャートを確認できない
  • 急落に対応できない
  • スマホを常に見られない

自動で発動する逆指値は、時間がない人の強い味方です。

③ 投資初心者

  • リスク管理に不安がある
  • 売るタイミングがわからない
  • ルール作りができていない

逆指値は「守りの基本」。
特に初心者ほど、購入と同時に設定する習慣をつけることで、大きな失敗を防ぐことができます。

まとめ|逆指値注文を使えば投資はもっと安全になる

まとめ|逆指値注文を使えば投資はもっと安全になる

逆指値注文は、株式投資におけるリスク管理の基本ツールです。

あらかじめ損切りラインやエントリー条件を決めておくことで、感情に左右されない取引が可能になります。

  • 損失を限定できる
  • 相場を常に見なくてよい
  • 指値・成り行きとの使い分けが重要

投資で大切なのは「利益を伸ばすこと」以上に「損失を抑えること」。
逆指値を上手に活用すれば、より安全で安定した投資に近づくことができます。