「REIT(リート)って最近よく聞くけど、正直よくわからない…」
「株と何が違うの?」「不動産投資ってお金持ちがやるものじゃないの?」
そんな疑問を持って、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
REITとは、株のように売買できる“不動産投資”のこと。
まとまった資金や専門知識がなくても、少額から不動産に投資できる仕組みとして、投資初心者からも注目されています
。一方で、検索すると「REIT やめとけ」といった気になる言葉が出てくるのも事実です。
この記事では、REITについてできるだけわかりやすく、専門用語を使わずに解説していきます。
仕組みや意味だけでなく、メリット・デメリット、株やETF・投資信託との違い、実際の買い方・始め方までまとめて理解できる内容です。
投資に興味はあるけれど、「何から勉強すればいいかわからない」という方でも、読み終わるころにはREITが自分に向いている投資なのか判断できるようになるはずです。
■この記事でわかること:
- REITとは何か?仕組みや意味をわかりやすく理解できる
- REITと株・ETF・投資信託の違いやメリット・デメリット
- REITのリスクや「やめとけ」と言われる理由、買い方・始め方
REITとは?意味をわかりやすく簡単に解説

REIT(リート)とは、不動産に投資するための金融商品のことです。
正式には「不動産投資信託(Real Estate Investment Trust)」と呼ばれ、投資家から集めたお金でオフィスビルや商業施設、マンションなどの不動産を購入・運用します。
そこで得られる家賃収入や売却益が、投資家に分配される仕組みです。
現物の不動産投資と違い、数万円程度の少額から始められるのが大きな特徴で、株と同じように証券取引所で売買できます。
REITの基本的な仕組み
REITは、次のような流れで運用されています。
- 投資家がREITに出資する
- REITが不動産を購入・運用する
- 家賃収入や利益が分配金として還元される
この仕組みにより、投資家は不動産を直接所有しなくても、不動産投資のリターンを受け取ることができます。
REITは株なの?株式との違い
REITは株と同じように売買できますが、中身は少し違います。
- 株:企業の成長や利益に投資する
- REIT:不動産から生まれる収益に投資する
そのため、REITは価格変動だけでなく、安定した分配金を重視したい人に向いている投資商品と言えるでしょう。
REITの仕組み|なぜ分配金がもらえるの?

REITの大きな魅力は、定期的に分配金がもらえることです。では、なぜREITは安定して分配金を支払えるのでしょうか。ここでは、REITの仕組みをシンプルに解説します。
REITのお金の流れ
REITは、投資家から集めた資金を使って不動産を運用し、そこから得られる収益を分配しています。流れは次のとおりです。
- 投資家がREITにお金を出す
- REITがオフィスビルや商業施設、住宅などを購入
- テナントから家賃収入を得る
- 収益を分配金として投資家に支払う
このように、REITの主な収入源は家賃収入です。そのため、株のように企業業績に大きく左右されにくい特徴があります。
分配金が多い理由
REITが高い分配金を出しやすい理由の一つに、税制上の仕組みがあります。
日本のREIT(J-REIT)は、一定の条件を満たすことで、利益の90%以上を投資家に分配すれば法人税の負担を軽減できます。
- 利益を内部にため込まない
- その分、分配金として還元されやすい
この仕組みがあるため、REITはインカムゲイン(分配金収入)を重視する投資として人気があります。
投資信託との共通点
REITは投資信託の一種なので、不動産の選定や管理はすべてプロが担当します。
投資家は難しい判断をする必要がなく、購入して保有するだけで不動産投資に参加できる点も、初心者にとって大きなメリットです。
REITと株・ETF・投資信託の違い

REITは株と同じように売買できますが、実際には株・ETF・投資信託それぞれと異なる特徴を持っています。
ここでは、投資初心者でも違いがひと目でわかるように整理して解説します。
REITと株の違い
まずは、よく比較される株との違いです。
- 株:企業の成長や利益に投資する
- REIT:不動産から得られる家賃収入や売却益に投資する
株は業績や将来性によって価格が大きく動きやすい一方、REITは不動産収益がベースのため、比較的分配金を重視した投資と言えます。
REITとETFの違い
ETF(上場投資信託)は、複数の銘柄をまとめて投資できる商品です。
- REIT:特定の不動産や運用会社に投資
- REIT ETF:複数のREITにまとめて投資
個別REITは分配金利回りを狙いやすい反面、価格変動リスクがあります。初心者には、分散投資ができるREIT ETFのほうが安心です。
REITと投資信託(ファンド)の違い
最後に、一般的な投資信託との違いです。
- 上場REIT:株と同じようにリアルタイムで売買可能
- 投資信託(非上場):1日1回の基準価額で取引
REITは流動性が高く、売りたいときにすぐ売れる点が大きなメリットです。一方、価格変動は株式市場の影響を受けやすい点には注意が必要です。
REITのメリット|初心者に向いている理由

REITは「投資が初めて」という人でも始めやすい特徴を多く持っています。
ここでは、なぜREITが初心者に向いているのか、主なメリットをわかりやすく紹介します。
少額から不動産投資ができる
通常の不動産投資では、数百万円〜数千万円の資金が必要になります。しかしREITなら、数万円程度から不動産投資を始めることが可能です。
- 住宅ローンを組む必要がない
- 頭金や諸費用がかからない
- 資金が少なくても分散投資できる
この手軽さは、初心者にとって大きな魅力です。
安定した分配金が期待できる
REITは、家賃収入を主な収益源としているため、定期的な分配金が期待できます。
また、利益の大部分を分配する仕組みがあるため、株と比べてインカムゲインを重視した投資が可能です。
- 毎月・年数回の分配金がある銘柄も多い
- 長期保有で安定収入を目指せる
プロに運用を任せられる
REITでは、不動産の選定・管理・運営はすべて専門の運用会社が行います。
- 物件選びで悩まない
- 管理や修繕の手間がない
- 空室対策もプロが対応
そのため、不動産投資の知識がなくても始めやすいのがREITの強みです。
株より値動きが緩やかな傾向
REITは不動産収益がベースとなるため、株と比べて価格変動が比較的穏やかな傾向があります。
投資の値動きに不安を感じやすい初心者でも、心理的に続けやすい投資と言えるでしょう。
REITのデメリット・リスク|「やめとけ」と言われる理由

REITはメリットの多い投資ですが、当然ながらデメリットやリスクも存在します。
検索で「REIT やめとけ」と言われるのは、これらの点を理解せずに投資すると失敗しやすいためです。
価格変動リスクがある
REITは株式市場に上場しているため、価格は日々変動します。
- 景気悪化や株価下落の影響を受ける
- 不動産価値とは無関係に下がることもある
「不動産=安全」というイメージだけで投資すると、値下がりに驚く可能性があります。
金利上昇に弱い
REITは不動産購入のために借入(ローン)を利用しています。そのため、金利が上昇すると不利になりやすいです。
- 借入コストが増える
- 分配金が減る可能性がある
- REIT価格が下落しやすい
特に金利上昇局面では注意が必要です。
分配金が減る・出ないこともある
REITの分配金は保証されているわけではありません。
- 空室増加による収益減少
- 災害や不動産市況の悪化
- 修繕費増加による利益圧迫
このような理由で、分配金が減額されたり、無配になるケースもあります。
倒産・上場廃止のリスク
REITも企業と同じように、経営が悪化すれば倒産や上場廃止の可能性があります。特定のREITに集中投資するのはリスクが高いため、分散投資が重要です。
REITの買い方・始め方【初心者向け】

REITは、不動産投資の中でも始め方がとてもシンプルです。ここでは、投資初心者でも迷わないように、REITの買い方と始め方を順番に解説します。
REITを始めるために必要なもの
REITを購入するには、まず証券口座を開設する必要があります。
- ネット証券(松井証券・楽天証券・SBI証券など)
- 本人確認書類(マイナンバー・身分証)
- スマホまたはパソコン
口座開設は無料で、早ければ数日で取引を始められます。
REITの買い方の基本ステップ
証券口座を開設したら、あとは株を買うのとほぼ同じ流れです。
- 証券口座に入金する
- 「REIT」または銘柄名で検索
- 購入数量を決めて注文する
上場REITは、市場が開いている時間ならいつでも売買可能です。
個別REITとREIT ETF、どちらを選ぶ?
初心者は、以下のポイントで選ぶのがおすすめです。
- 個別REIT:分配金利回りを重視したい人向け
- REIT ETF:リスクを抑えて分散投資したい人向け
最初はREIT ETFから始めると、価格変動の影響を受けにくく安心です。
少額・長期投資を意識しよう
REITは短期売買よりも、分配金を受け取りながら長期保有する投資に向いています。無理のない金額からコツコツ始めることが、失敗しにくいポイントです。
REITはどんな人におすすめ?

REITは万人向けの投資ではありませんが、投資スタイルによっては非常に相性の良い商品です。ここでは、REITが向いている人・向いていない人の特徴を整理して紹介します。
REITがおすすめな人
次のような考えを持っている人には、REITは特に向いています。
- 分配金(配当)を重視したい人
毎月・年数回の分配金を受け取りながら、安定した収入を目指したい人。 - 少額から不動産投資を始めたい人
現物不動産のような大きな資金やローンを組まずに、不動産投資を体験したい人。 - 株式投資のリスクを分散したい人
株だけでなく、不動産にも資産を分けてリスク分散したい人。 - 忙しくて投資に時間をかけられない人
物件管理やテナント対応をせず、プロに任せたい人。
REITが向いていない人
一方で、次のような人には注意が必要です。
- 短期間で大きな値上がり益を狙いたい人
- 価格変動に強いストレスを感じる人
- 金利や景気の影響を受ける投資が不安な人
REITは、長期でコツコツ運用する投資に向いています。
REITを活用するコツ
REITは単体で完結させるより、株式や投資信託と組み合わせることで本領を発揮します。資産全体の一部として取り入れることで、リスクを抑えつつ安定性を高めることができます。
まとめ|REITとは?株との違いをわかりやすく解説|仕組み・買い方まで簡単に理解

REITとは、少額から不動産に投資できる「不動産投資信託」で、株のように売買しながら分配金を受け取れる投資商品です。
家賃収入を主な収益源としているため、安定したインカムゲインを期待できる点が大きな魅力と言えるでしょう。
一方で、価格変動リスクや金利上昇、不動産市況の影響を受けるといったデメリットもあります。そのため、「やめとけ」と言われる理由を理解せずに始めるのは危険です。
REITは短期で利益を狙う投資ではなく、長期・分散・少額を意識して活用することで力を発揮します。
株や投資信託と組み合わせ、自分の投資スタイルに合うかを考えながら、無理のない範囲で取り入れてみましょう。







