「投資信託ってよく聞くけど、正直よくわからない…」
「株と何が違うの?」
「初心者でも本当に儲かるの?」
そんな疑問を持ってこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
投資信託(投信・ファンド)は、最近ではNISAの普及もあり、多くの人が始めている人気の資産運用方法です。しかし、
- 仕組みが難しそう
- 基準価格や評価額って何?
- 口数の計算ってどうやるの?
- 手数料はどれくらいかかるの?
といった疑問が出てくるのも当然です。
この記事では、「投資信託とは何か?」という基本から、株との違い、仕組み、儲かる理由やリスク、基準価格・評価額・口数の計算方法、さらには買い方や口座開設の流れまでを、初心者の方にもわかりやすく・簡単に解説していきます。
難しい専門用語はできるだけかみ砕いて説明していくので、投資が初めての方でも安心してください。
■この記事でわかること:
・投資信託とは何か?株との違いと基本的な仕組み
・基準価格・評価額・口数の意味と計算方法
・投資信託のメリット・デメリット、儲かる仕組みと買い方
投資信託(ファンド/投信)の意味とは?

投資信託(投信・ファンド)とは、多くの投資家から集めたお金をひとつにまとめ、運用のプロが株式や債券など複数の銘柄に分散投資する金融商品のことです。
個別の株を自分で選んで買うのとは違い、専門家が代わりに運用してくれるのが大きな特徴です。
投資信託の基本イメージ
- 投資家がお金を出す
- 証券会社を通じてファンドを購入
- 運用会社が株式や債券などへ分散投資
- 運用成果が「基準価額」として反映される
つまり、“みんなで出資してプロに任せるパック型の投資”と考えるとわかりやすいでしょう。
株式投資との違い
| 投資信託 | 株式投資 |
|---|---|
| 複数銘柄に自動分散 | 1社ずつ購入 |
| プロが運用 | 自分で銘柄選び |
| 少額から可能 | ある程度の資金が必要 |
投資信託は、投資初心者でも始めやすい仕組みになっているのが特徴です。
投資信託の仕組みを簡単に解説

投資信託の仕組みは、実はとてもシンプルです。ポイントは「役割分担」にあります。お金の流れを整理してみましょう。
お金の流れ

- 投資家が証券会社で投信(ファンド)を購入
- 集まった資金が運用会社へ
- 運用会社が株式や債券など複数の銘柄へ投資
- 運用成果が「基準価額」に反映される
つまり、自分のお金が間接的にさまざまな資産へ投資される仕組みです。
3つの主要プレーヤー
- 販売会社(証券会社・銀行):購入窓口
- 運用会社:銘柄選定・売買を担当
- 信託銀行:資産の保管・管理
この分業体制により、透明性と安全性が保たれています。
分配金の仕組み
運用で得た利益の一部は「分配金」として受け取れる場合があります。ただし、必ず出るわけではなく、基準価額が下がるケースもあります。
このように、投資信託は分散投資+プロ運用が特徴の仕組みなのです。
投資信託でお金が増える理由

「投資信託って本当に増えるの?」と疑問に思う方も多いですよね。投資信託でお金が増える仕組みは、主に3つの要素によって成り立っています。
① 基準価額の値上がり(値上がり益)
投資信託は、組み入れている株式や債券の価格が上昇すると、基準価額(基準価格)も上がります。
- 1万口あたりの価格が上昇
- 売却時に差額が利益になる
- 長期保有で成長の恩恵を受けやすい
これが最も基本的な「増える仕組み」です。
② 分配金の受け取り
運用で得た利益の一部は、分配金として受け取れることがあります。
- 定期的に支払われるタイプもある
- 再投資すれば複利効果が期待できる
- ただし必ず出るわけではない
分配金を再投資することで、効率よく資産を増やせます。
③ 複利効果による成長
利益を再投資し続けると、利益が利益を生む状態になります。
- 元本+利益でさらに運用
- 時間が味方になる
- 長期投資ほど効果が大きい
この3つが組み合わさることで、投資信託は資産が増えていく可能性があるのです。
投資信託のメリット

投資信託が初心者に人気の理由は、「始めやすさ」と「続けやすさ」にあります。ここでは代表的なメリットを整理してみましょう。
① 少額から投資できる
- 100円〜購入できる証券会社もある
- 大きな資金がなくてもスタート可能
- 積立投資でコツコツ増やせる
株式投資ではまとまった資金が必要な場合もありますが、投資信託ならハードルが低く、初心者でも始めやすいのが魅力です。
② 自動で分散投資ができる
- 複数の銘柄にまとめて投資
- 1社の値下がりリスクを軽減
- 国内外の資産にも広く投資可能
1本のファンドを買うだけで、自然とリスク分散ができるのは大きなメリットです。
③ プロが運用してくれる
- 銘柄選定や売買を専門家が担当
- 市場分析も任せられる
- 忙しい人でも続けやすい
自分で銘柄を選ぶ必要がないため、投資の知識に自信がない人でも安心して運用できます。
このように、投資信託は「手軽さ」と「分散」と「プロ運用」が強みです。
投資信託のデメリット・リスク

投資信託は便利な金融商品ですが、メリットだけではありません。購入前に、きちんとリスクも理解しておくことが大切です。
① 元本保証ではない
- 基準価額は日々変動する
- 市場が下落すれば評価額も下がる
- 元本割れの可能性がある
預金とは違い、投資信託には元本保証がありません。特に短期売買では価格変動の影響を受けやすいため注意が必要です。
② 手数料がかかる
- 購入時手数料
- 信託報酬(保有中にかかる費用)
- 信託財産留保額(解約時)
これらのコストがリターンに影響します。特に信託報酬は長期投資では差が出やすいため、必ずチェックしましょう。
③ 価格変動・為替リスク
- 株式市場の変動
- 金利変動
- 海外投資の場合は為替リスク
投資対象によってリスクの種類も異なります。分散投資はリスク軽減につながりますが、ゼロにはなりません。
このように、投資信託は「リスクを理解した上で長期目線で運用する」ことが大切です。
基準価格・評価額・口数とは?計算方法をわかりやすく解説

基準価格(基準価額)とは?
基準価格(正しくは基準価額)とは、投資信託の1万口あたりの値段のことです。株でいう「株価」にあたるもので、毎営業日ごとに算出されます。
基準価額のポイント
- 1万口を基準に表示される
- 組み入れ銘柄の価格で変動
- 運用成果が反映される
たとえば基準価額が1万円から1万1,000円に上がれば、投資信託の価値も上昇したということになります。
株価との違い
- 株は1株単位で価格表示
- 投資信託は「口数」単位
- リアルタイムではなく1日1回算出
基準価額を理解することが、評価額や利益計算を理解する第一歩です。
評価額とは?
評価額とは、現在保有している投資信託の“今の価値”を表す金額です。基準価額の変動によって毎日変わります。
評価額の計算方法
- 評価額 = 基準価額 × 保有口数 ÷ 10,000
たとえば、基準価額が1万2,000円で、2万口保有している場合:
→ 1万2,000円 × 2万口 ÷ 10,000 = 2万4,000円
これが現在の評価額になります。
評価額のポイント
- 毎営業日変動する
- 売却時の目安になる
- 購入時より高ければ含み益
評価額をチェックすることで、自分の資産が増えているかどうかを確認できます。
投資信託の口数の計算方法
投資信託は「株数」ではなく口数(くちすう)で管理されます。購入金額から自動的に口数が計算される仕組みです。
口数の計算式
- 口数 = 購入金額 ÷ 基準価額 × 10,000
※基準価額は1万口あたりで表示されるため、10,000を掛けます。
計算例
- 基準価額:1万円
- 購入金額:5万円
→ 5万円 ÷ 1万円 × 10,000 = 50,000口
つまり、5万円分購入すると5万口保有することになります。
ポイント
- 少額投資でも細かく口数が付く
- 口数が多いほど値上がり時の利益も大きい
- 積立投資では毎回口数が変わる
口数の仕組みを理解すると、評価額や利益計算もスムーズに把握できます。
初心者向け|投資信託の買い方

投資信託は、正しい手順を知っていればとても簡単に始められます。ここでは初心者向けに、買い方の流れをわかりやすく整理します。
投資信託はどこで買える?
投資信託は、主に証券会社や銀行で購入できます。最近はネット証券の利用者が増えており、初心者でも手軽に始められる環境が整っています。
主な購入先
- ネット証券会社(手数料が比較的安い)
- 対面型証券会社(相談しながら選べる)
- 銀行(普段の口座と一緒に管理できる)
それぞれの特徴
- ネット証券:低コスト・商品数が豊富
- 対面型:サポートが手厚い
- 銀行:初心者でも安心感がある
コストを抑えて長期運用するなら、信託報酬や取扱銘柄の多さも比較することが大切です。
口座開設の流れ
投資信託を購入するには、まず証券口座の開設が必要です。現在はオンラインで簡単に申し込みができます。
口座開設の基本ステップ
- 証券会社の公式サイトから申し込み
- 本人確認書類(運転免許証など)を提出
- マイナンバーを登録
- 審査後、ログインIDが発行される
用意するもの
- 本人確認書類
- マイナンバーカードまたは通知カード
- 銀行口座情報
スマホ完結型なら、最短数日で取引開始できます。口座が開設できれば、あとはファンドを選んで購入するだけです。
銘柄(ファンド)の選び方
投資信託は種類が豊富なため、「何を基準に選べばいいの?」と迷う人も多いです。初心者は次のポイントを意識しましょう。
① 運用タイプを選ぶ
- インデックス型:指数に連動・低コスト
- アクティブ型:指数以上を目指す
まずは手数料が低く、長期投資に向いているインデックス型が基本です。
② 手数料をチェック
- 信託報酬が低いか
- 購入時手数料はあるか
コストは長期運用で大きな差になります。
③ 投資対象を確認
- 国内株式
- 海外株式
- バランス型
自分のリスク許容度に合ったファンドを選ぶことが、失敗しにくいコツです。
まとめ|投資信託は初心者でも始めやすい資産運用

投資信託とは、複数の銘柄に分散投資を行い、プロが運用してくれる金融商品です。株式投資よりも少額から始めやすく、初心者でも取り組みやすいのが大きな特徴です。
本記事のポイントおさらい
- 投資信託は「分散投資+プロ運用」が基本
- 基準価額・評価額・口数を理解すれば仕組みがわかる
- 手数料やリスクも確認して長期目線で運用することが大切
正しい知識を身につければ、投資信託は心強い資産形成のパートナーになります。まずは少額から、無理のない範囲で始めてみましょう。







