「ETFって最近よく聞くけど、正直よくわからない」
「株なの?投資信託なの?どっちなのかモヤっとする…」
投資に少し興味を持ち始めると、こんな疑問を感じる人は多いのではないでしょうか。
ETFは株式投資と投資信託の“いいとこ取り”のような存在で、実は初心者にも取り組みやすい金融商品です。しかし、仕組みや特徴を知らないままでは「なんとなく難しそう」と感じてしまいますよね。
この記事では、ETF(上場投資信託)とは何かを、株や投資信託との違いを交えながらわかりやすく・簡単に解説します。
さらに、ETFのメリット・デメリットやリスク、代表的な銘柄、買い方や選び方まで、これから投資を始めたい人が知っておきたいポイントをまとめました。
「ETFをちゃんと理解してから投資を始めたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
■この記事でわかること:
- ETF(上場投資信託)とは何か、株や投資信託との違い
- ETFのメリット・デメリット、初心者が知っておくべきリスク
- ETFの買い方や選び方、代表的なインデックスや銘柄
ETFとは?株式ETFをわかりやすく簡単に解説

ETF(エフ・ティー・エフ)とは「上場投資信託(Exchange Traded Fund)」の略で、証券取引所に上場している投資信託のことです。
名前に「投資信託」とありますが、株と同じように市場が開いている時間であれば、リアルタイムで売買できるのが大きな特徴です。
ETFの基本的な仕組み
ETFは、日経平均株価やTOPIX、S&P500など、特定の指数(インデックス)に連動するよう運用されています。
1つのETFを買うだけで、複数の銘柄に分散投資できる仕組みになっています。
- 証券取引所に上場している
- 指数(インデックス)に連動する
- 少額でも分散投資ができる
ETFは株?それとも投資信託?
ETFはよく「株なの?投資信託なの?」と混同されがちですが、中身は投資信託、取引方法は株と考えると理解しやすいです。
個別株のように株価が常に変動し、指値注文や成行注文も可能です。
- 売買方法:株と同じ
- 運用方法:投資信託と同じ
このようにETFは、投資信託の分散効果と株式投資の手軽さをあわせ持った、初心者にも人気の投資商品です。
ETFと株の違いを比較|どこが違う?

ETFと株はどちらも証券取引所で売買できますが、中身やリスクの考え方には大きな違いがあります。
ここでは、初心者が特につまずきやすいポイントを中心に比較していきます。
ETFと個別株の基本的な違い
個別株は、特定の企業1社に投資するのに対し、ETFは複数の銘柄をまとめて保有できる金融商品です。
そのため、値動きの特徴やリスクの大きさも異なります。
- ETF:指数に連動し、複数銘柄に分散投資
- 株:1社の業績やニュースで株価が大きく変動
価格変動とリスクの違い
株は企業の業績悪化や不祥事などで株価が急落する可能性があります。
一方ETFは、日経平均株価やインデックス全体に連動するため、1社の影響を受けにくいのが特徴です。
- 株:値動きが大きくハイリスク・ハイリターン
- ETF:比較的安定した値動き
ETFはどんな人に向いている?
ETFは「個別株は少し怖い」「まずは市場全体に投資したい」という人に向いています。
少額から始めやすく、長期投資との相性も良いため、投資初心者の入門としてもおすすめです。
ETFと投資信託の違いをわかりやすく解説

ETFと投資信託はどちらも分散投資ができる金融商品ですが、売買方法やコスト面に違いがあります。
仕組みを理解すると、自分に合った投資スタイルが見えてきます。
売買方法の違い|上場しているかどうか
ETFは証券取引所に上場しており、株と同じように取引時間中であればいつでも売買できます。
一方、一般的な投資信託は上場しておらず、1日に1回算出される基準価額でのみ取引されます。
- ETF:リアルタイムで売買可能
- 投資信託:1日1回の価格で売買
手数料・コストの違い
コスト面では、ETFは信託報酬が低めに設定されているものが多いのが特徴です。
ただし、売買時に株と同様の取引手数料がかかる場合があります。
投資信託は売買手数料が無料のものもありますが、信託報酬が高めなケースもあります。
- ETF:信託報酬が低い+売買手数料
- 投資信託:売買手数料なし+信託報酬が高め
どちらが初心者向き?
こまめに売買したい人にはETF、毎月積立などで手間をかけずに運用したい人には投資信託が向いています。
目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
ETFのメリット・デメリット

ETFは便利な投資商品ですが、良い点だけでなく注意すべき点もあります。
ここでは、投資を始める前に知っておきたいETFのメリットとデメリットを整理して解説します。
ETFのメリット
ETFの最大の魅力は、1つの商品で分散投資ができる点です。個別株のように銘柄選びに悩む必要がなく、初心者でも始めやすいのが特徴です。
- 少額から分散投資ができる
- 信託報酬が低く、長期保有に向いている
- 株と同じようにリアルタイムで売買可能
- 日経平均やインデックスに連動し、値動きが分かりやすい
ETFのデメリット・注意点
一方で、ETFにもデメリットがあります。価格変動があるため、元本が保証されているわけではありません。
また、銘柄によっては取引量が少なく、売買しづらい場合もあります。
- 株価変動により損失が出る可能性がある
- 分配金が出ないETFも存在する
- 売買時に取引手数料がかかることがある
- 銘柄選びを間違えると成果が出にくい
ETFはメリットとデメリットを理解したうえで活用することで、安定した資産形成に役立つ投資商品といえるでしょう。
ETFのリスクは?初心者が知っておくべきポイント

ETFは比較的安定した投資商品といわれますが、リスクがゼロというわけではありません。
安心して投資を続けるためにも、初心者が最低限知っておきたいETFのリスクを押さえておきましょう。
価格変動リスク|株価や指数の影響
ETFの価格は、連動している指数(インデックス)の動きに影響されます。たとえば日経平均株価が下落すれば、それに連動するETFの価格も下がります。
市場全体の景気やニュースの影響を受ける点は理解しておく必要があります。
- 株式市場全体の値動きに左右される
- 短期間では価格が上下することがある
流動性リスク|売買しづらい場合がある
ETFは銘柄によって取引量に差があります。
出来高が少ないETFでは、希望する価格で売買できないこともあります。初心者は取引が活発な人気ETFを選ぶと安心です。
- 出来高が少ないと売買しにくい
- スプレッド(売値と買値の差)が広がる場合がある
為替リスク|海外ETFの場合
海外の株式やインデックスに投資するETFでは、為替の影響も受けます。円高・円安によって、株価が上がっていても円ベースでは損をするケースもあります。
これらのリスクを理解したうえで、長期目線で運用することがETF投資では重要です。
代表的なETF銘柄とインデックス

ETFを選ぶ際に重要なのが「どの指数(インデックス)に連動しているか」です。
ここでは、初心者にも人気があり、代表的なETF銘柄とインデックスをわかりやすく紹介します。
日本株ETF|日経平均・TOPIX連動
日本株に投資するETFの中でも、特に有名なのが日経平均株価やTOPIXに連動するETFです。
日本経済全体の動きを反映しやすく、国内投資の定番といえます。
- 日経平均株価連動型ETF:日本を代表する225銘柄に分散投資
- TOPIX連動型ETF:東証プライム全体に広く投資
どちらも出来高が多く、初心者でも売買しやすいのが特徴です。
米国株ETF|S&P500などのインデックス
海外ETFで人気が高いのが、米国株式市場に連動するETFです。
特にS&P500は、アメリカを代表する約500社で構成されており、長期投資の王道インデックスとして知られています。
- S&P500連動ETF:米国の大型優良企業に分散投資
- NASDAQ100連動ETF:IT・成長企業中心
テーマ型・業種別ETF
特定の業界やテーマに投資できるETFもあります。たとえば、半導体、AI、環境関連など将来性のある分野にまとめて投資できるのが魅力です。
まずは市場全体に連動するインデックスETFから始めると、リスクを抑えた投資がしやすくなります。
ETFの買い方|初心者でも簡単に始める方法

ETFは株と同じ仕組みで売買できるため、手順を知ってしまえば意外と簡単です。ここでは、初心者でも迷わず始められるETFの買い方を順番に解説します。
① 証券口座を開設する
まずはETFを購入するために、証券会社で口座を開設します。ETFは株式と同じ扱いなので、株式取引ができる証券口座が必要です。
ネット証券なら手数料が安く、初心者にも使いやすいでしょう。
- ネット証券を選ぶとコストを抑えやすい
- NISA口座が使えるかもチェック
② ETF銘柄を選ぶ
口座を開設したら、購入したいETFを選びます。初心者は日経平均やS&P500など、有名なインデックスに連動するETFから始めると安心です。
- 連動する指数(インデックス)を確認
- 出来高や純資産総額が多い銘柄を選ぶ
③ 注文方法を選んで購入する
ETFは株と同じように「成行注文」や「指値注文」で購入できます。すぐに買いたい場合は成行、価格を指定したい場合は指値を選びましょう。
少額から無理なく始め、長期的な視点で運用するのがETF投資の基本です。
ETFの選び方|失敗しない3つのポイント

ETFは種類が多いため、なんとなく選んでしまうと「思っていたのと違う」と感じることがあります。
ここでは、初心者でも失敗しにくいETFの選び方を3つのポイントに分けて解説します。
① 連動する指数(インデックス)を確認する
ETFは、どの指数に連動しているかで値動きの特徴が決まります。
日経平均やTOPIX、S&P500など、市場全体に連動するインデックスは安定性が高く、初心者向きです。
- 初心者:日経平均・TOPIX・S&P500
- 中上級者:テーマ型・業種別ETF
② 信託報酬などのコストを見る
長期投資ではコストの差が大きな影響を与えます。信託報酬は毎年かかる費用なので、できるだけ低いETFを選ぶのが基本です。
- 信託報酬は年率で確認する
- 同じ指数ならコストが低い方を選ぶ
③ 純資産総額・出来高をチェックする
純資産総額や出来高が多いETFは、売買が活発で流動性が高いのが特徴です。取引しやすく、繰上償還のリスクも低いため、初心者には安心材料になります。
この3つのポイントを押さえることで、ETF選びで失敗する可能性を大きく減らせます。
まとめ|ETFは株と投資信託の「いいとこ取り」

ETF(上場投資信託)は、投資信託のように分散投資ができ、株と同じようにリアルタイムで売買できる便利な金融商品です。
日経平均やS&P500などのインデックスに連動するETFを選べば、市場全体の成長を効率よく取り込むことができます。
一方で、価格変動リスクや為替リスクなどもあるため、メリットだけでなくデメリットを理解することが大切です。初心者はコストが低く、出来高の多いETFから少額で始めると安心でしょう。
ETFは、株と投資信託の「いいとこ取り」といえる存在です。まずは無理のない範囲で投資を始め、長期的な資産形成を目指してみてください。







